灌注処理で効率的なネギアザミウマの防除| 埼玉県 ねぎ生産 ベリマーク®SC体験
ねぎの一生は初期生育で決まる。 |
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埼玉県深谷市 農業生産法人 有限会社ファームヤード 吉岡 重明さん | |
全国でもトップクラスのねぎ収穫量を誇る、埼玉県深谷市。利根川流域の肥沃な土壌で栽培される「深谷ねぎ」は、糖度の高さと柔らかさで、根深ねぎの中でも特に高い人気があります。この地で特産のねぎをはじめ、こまつな、キャベツ等を計37haの大規模な圃場で生産しているのが、農業生産法人(有)ファームヤードです。主力作物のねぎの作付面積は周年で12haと、実に東京ドーム3個弱の規模に相当。播種から育苗、定植、栽培管理、収穫、調整、出荷までを一貫して行い、消費者に安心・安全なねぎを日々届けています。 「ねぎは葉が命です。スクッと真っ青に成長しないと 商品価値が下がってしまいます。初期生育の段階でしっかり防除することがそのねぎの一生を決めると言っても過言ではありません」と吉岡社長はきっぱり言います。 「これには育苗期間中から薬剤をまいて備えますが、従来の灌注処理剤ですと、その日に定植する分だけに散布しなければならず、しかも、それが毎日のことなので大変な労力が必要でした。これに対してベリマーク®SCの場合は、何日分かの量の苗にまとめて灌注して定植の日まで置いておけるので、計画的に作業ができ、かつ省力的で大変助かるんです」。 ねぎの大事な初期生育をしっかり防除できたことで、収量もあがり、効果を実感されたそうです。 「初期防除から一貫した栽培体系ができることから、安心して作付面積を増やせるので、大変期待しています。特に、重要な定植後一月の間が安心していられるので、全部の苗にベリマーク®SCの灌注を行なっていきます」と笑顔で語ります。 また、吉岡社長は、効果が発揮されるスピードについて、灌注処理ならではの利点も実感されています。 「以前使っていた粒剤は、定植した後に雨が降って薬剤が溶けないと成分が苗に吸収されないイメージでした。これに比べてベリマーク®SCの灌注処理なら、育苗時に根から成分を直接吸わせられるから、定植直後からネギアザミウマの食害に備えられます。しかも効果が1カ月ほど続いてくれるから、安心感が全然違いますね」。 これからも『しっかり効果を発揮しながら、手間がかからず、作物には安心して使える薬剤を』という考えの吉岡社長に、ベリマーク®SCが省力と効果の両面でお役に立てそうです。
2016年5月 生産者への取材に基づいて作成されたものです。 |